パズルの部屋

「ここは、ちょっとしたゲームのページなんだ。‥って聞いてる?アスカ」
「聞いてるわよ。で、どんなパズルなの?」
「15パズルっていうんだ。15パズルっていうのは1から15の‥」
「あんたバカあ? 15パズルくらい知ってるわよ!」
「ご、ごめん」
「でもファーストなら知らないかもしれないわね。この子、遊びとか全然知らない
感じだし」
「‥知ってるわ。SSのデジタルカードライブラリのミニゲームにあったもの」
「そうだね、綾波」
「碇君、2ステージしかないの?」
「とりあえずね。まあ、データさえあればいくつでも増やせるけどね」
「そりゃそうでしょ。せめて 100ステージぐらい用意しなさいよ!」
「そんな無茶な‥」
「ねえ、碇君。オンラインでやってたら電話がかかると思う」
「うん、キャッシュに入るとは思うけど、‥‥」
「そんなのまとめて download 出来るようにすればいいだけじゃない!」
「わ、わかってるよ、今言おうとしたところじゃないか」
「‥碇君、それから?」
「あ、そうだ。javascript1.2 を使ってるんだ。Netscape Communicator 以降
じゃないとうまく動かないかもしれない。」
「Internet Explorer は?」
「よくわからないんだ。Windows 使ってないし」
「そう」
「正直いって Linux版の Communicator 以外でちゃんと動くかわからないんだ」
「『動きません』っていうメールがじゃんじゃん来るわよ」
「うぅ‥」
「ねえ、碇君。全ステージクリアしたらどうなるの?」
「え、別に何も‥」
「普通はご褒美画像とか何か出るわよね、動機づけのために」
「ゲームを純粋に楽しめばいいのよ」
「今時そんな暇人がいると思う?」
「‥やっぱ、そういうのがあった方がいいかな」

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